おのれの無力さを痛感
はぁ。世の中の大半はうそでできているのでしょうか。
うちのかあちゃんが買ったらしい。絶対買うなって言ってたのに…
ゲルマニウム温浴器。
たぶんこのタイプ。カラーはオレンジ。
説明にもいろいろバリエーションがあるが、“３２度以上になると負電子が発生”とか“ゲルマニウムが皮膚から体の中を巡って毒素を…”てのが一般的。かなり危ない気がするんですけど。
まあ内容を云々言わずとも、ゲルマニウム商品関連のサイト見て回ると説明に一貫性がないことがわかる。お風呂のやつはゲルマニウムが体の中を巡って、ネックレスは負電子が発生するとしているところがあったり、いやいやお風呂の方が負電子なんだよと書いてあったり…両方ってのもあるし。*1
要は、“訳わかんねぇけど売っとけ”って感じでしょうか。プラシーボも期待できるでしょう。『せっかくだから長く風呂に入ろう』→『暖まる』ってのもありか。
そもそも“負電子”って何だよ。気付いたら自分も使ってたけど…
怪しさ満点なんだけど、このゲルマニウム関連の商品が流行っているらしくて、かあちゃんの友達の間でも大流行りだそうな。で、「買おうかなぁ」って言っているのを、さっきも書いたけど、「絶対買うなっ！」って言ってたの…
やっぱ身内を説得できないようではダメダメなので、今度いろいろ調べて説明しねぇと。健康オタク改めニセ科学商品好きってのは、なんとかならんもんか。怪しい商品、うちには他にもあるからね。。
今まで見てきてこういうの買う時って、人からいいよって言われて、欲しくなって説明も読まずに買っちゃう傾向にあると思うんだよ。今日のWBSの薄型テレビ特集（プラズマがよいのか液晶がよいのかってやつ）見てて思ったんだけど、どうしてテレビやら電化製品を買う時はものすっごい下調べをしてから買うのに、こういうものはそういうことをしないのだろう。やっぱ絶妙な値段設定が効いているのでしょうか。
いつも（新しい）物を買う時に、いちいち調べるくせをつけるとよいのかもねぇ*2。
上のリンクをよく見たら、ゲルマニウムだけ入ってるんじゃないのね。ゲルマニウムの説明は論外として、他のは効果あるんかね？遠赤外線は効かないし、半永久的ってのはないけど、、ミネラルがぁあと言うのであれば、入浴剤を使えと思う。
そのページから進化したゲルマニウム温浴器とやらを見つけた。体内に大量の酸素を作り出すって。恐っ*3。
それと、トルマリンまで入ってる。すばらしい。
参考として、市民のための環境学ガイドにいろいろ書いてありますな。ゲルマニウムはないけど。
それと、冨永研究室びじたー案内（有名な水商売ウォッチングがあるところ）のゲストブック兼掲示板で、『ゲルマニウム』と入れて検索すればいろいろとゲルマニウムについての記述が見れます。
Do you think for the future?というブログのゲルマニウムと32℃の謎にも詳しく書かれていた。記事にあるリンクがあからさまに切れているのはどういうことだろう…
