セミナー

セミナーがあった。大学内の若手研究者が集まって、自分とこで何をやっているかとか何ができるのかとかを説明するという、いわゆる“横の繋がり”ってやつを作るのを目的としている。今日がとりあえず初回だった*1
超電導体の表面をSTM(走査トンネル顕微鏡)を使って観察しよう、、というもの。試料(超電導状態になる化合物の単結晶)作り(及び検証)からSTMの針作り、そして液体Heを用いた極低温での測定。。誰かが「まるで修行だ」と言っていたが、まさにそんな感じだった。
うぉんの日記を見てても思うが、実験って大変なんだなぁと痛感。けど、ちと楽しそうとも感じてしまって理論を選んだのをしばし後悔。その後、自分も(自分のことを)やるぜぃという気持になる。
終わった後同じ研究室の同期と飯を食いに行ったが、その勢いのまま自分のやりたい分野についてあれこれ言っていたらそいつが突然、「その分野でなら学内で一番詳しいんじゃね?」とか言い出す。これは本当かも知れないがちと違う。例えて言うなら普通に泳げる人とオリンピックレベルの人じゃ雲泥の差。そしてそして、泳げる人とは別に泳ぐなんて野蛮なことは絶対にしたいと思わない人がいるわけですよ。*2
ある分野について才能がある(とされる)人がいたとしても、それをやらなかったら才能なんてないのと同じになるわけですから。分野がマイナーだからそうなってるだけっす。なので、その言い方はやめてけれ、、不安になるから。。
でもやっぱり、“人がおもしろいことは他人もおもしろい”というのはあるね。

*1:こういうのが今までなかったわけではないが、時間が経つに連れうやむやになって自然淘汰(?)されていったらしい。。

*2:他にも“観客”なる人もいるか…