学食に鴨南蛮がいつもあるわけ

鴨南蛮そば

「鴨南蛮そば」は、合鴨(マガモとアヒルの雑種)の肉とネギを種にしているかけそばのことです。江戸時代にネギのことを「南蛮」と呼んでいたことが、そのままそば店のメニュー名で受け継がれているのです。では、なぜネギを南蛮と呼ぶのでしょうか。もともと南蛮とは、中国からみて野蛮な地域とされたインドシナなど南海諸国のことをさす言葉で、その影響からか、江戸時代の日本でも南洋の国々を南蛮と呼び、また、その地を経由して来る外国人を南蛮人と呼んでいました。また、南蛮人がネギをよく食べたことから、ネギを南蛮と呼ぶようになったともいわれています。
そばの散歩道より)

合鴨農法というのがある。水田に合鴨を放し害虫とされる虫や雑草を食べさせ、無農薬あるいは農薬の量を減らして米を栽培する。合鴨は実は穂も食べるそうで、穂が出る頃になると田んぼから出され出荷されるそうな。雑種なので、合鴨はちゃんと処理せねばならんと。
で、合鴨は合鴨農法をやるところが増えても、合鴨を出荷するルートがあまりないとか。今が旬なのかな。