オンラインジャーナル

S院生が“ある先輩が院生の時にPhysical Reviewの論文をばしばし印刷してたら、学校にPhysical Reviewから警告(?)があって退学になりそうになった”という話を聞いた。なんだか都市伝説クサイ。。
なんでも、論文を同じブラウザの窓から10部程印刷したらPhysical Reviewから苦情が来たとのこと。かなりありえないことだと思った。
まず、10部くらいで苦情が来るPhys. Rev.が信じられん。そして、それで“退学”という処分が検討される大学が信じられん。なので、ちょっと調べてみた。
すると、東北大学


http://www.phys.tohoku.ac.jp/library/resource/online-j.html


千葉大では


http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~kikaku/online/EJ/ej_news.html
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~kikaku/online/EJ/agreement.html


大量印刷による一定期間使用禁止の例があるみたいだ(Phys. Rev.ではない)。有名なオンラインジャーナルは売り手市場なようだな。

Phys. Rev.のサイトでそのような注意等がないかと少し見てみたが、今日は見つけられなかった。今度探してみよう。それにしても、他大学に比べて、うちの大学の図書館でのオンラインジャーナルに関する注意事項は甘過ぎると痛感した。

先の先輩の事例に戻ると、10部というのはかなり少ないという感じはする。だが、まあ何年前の話かはわからないけど、昔はサーバーが今より貧弱だっただろうから10部でも対象になるのかなぁと。そう考えると、苦情が来ることについては納得が行くが、やはり退学という話が出るのは解せない。これも時代が違うからだろうか。
因みに、その先輩は謝罪文を出すことで事なきを得たらしい。