もうダメです・・・

ちょっと前だけど、家に帰ると台所のテーブルの上にチョコボールが置かれていた。どうやら甘いもの好きのぼく用に買っておいてくれたものらしい。「へー、久し振りだなー」と思いながら透明な袋を開け、くちばしも開けるとそこには銀のエンゼルがいた。今調べたら、そのことはこのブログの2月3日のとこに記されている。それからそのチョコボールの箱は家のパソコン机の上に放置されていた。
2月の下旬に、高校の時の友達で2浪して絵ばっか描く大学に行ったOが、なんとその大学を卒業するというので、卒展なるものをやるというのを知った(どうやって知ったんだ?)。それを見に行こうと準備をしていると、ふとパソ机にあったチョコボールの箱 with 銀のエンゼル(←正しいのか?まあいいや、以下CWGとする)が目に留まる。おー、このCWGを卒業のプレゼントとして彼にあげれば、何か意味深でよさ気ではないか!そんなこんなで連れて行くことに。
こんな完璧な計画を立て、なんとか卒展会場に行き、一通り見終わり帰る時にOと会ったのだが、その時にはCWGの存在はすっかり忘れてしまっていた。なので、当然Oには何も渡さず別れ、気付いたのは学校についた後であった。仕方がないので、それからCWGは院生室の自机に飾られることに。
そんな経緯でCWGが院生室のぼくの机に置いてあったのだが、新年度になり席替えも終わり、新しい環境に徐々に慣れはじめた頃(5月下旬頃?)、その日は訪れたのであった。M1のT君がふいに「Eさんの席に銀のエンゼルありますよね?ここは院生室におもちゃのカンヅメを置くしかないですよね!」と言った。ぼくとしては銀のエンゼルが一つだけ飾ってあるという状況が心地よくかなり満足していたのだが、T君が言うように何か一つのことをやり遂げることも確かに重要である。かくして、銀のエンゼル集めが始まったのであった。
たぶん、一週間くらい変化がなければ、エンゼル集めは早々に終わっていたに違いない。しかし、プロジェクト“院生室におもちゃのカンヅメを”(PIO)を決めた2日後に、ぼくがいたずらに買ったチョコボールがなんとCWGであったのだ。そして、なんと次の日にはT君もCWGを引き当てたのだ。PIO情報収集部隊が集めた極秘情報によると、おもちゃのカンヅメをもらえる条件はCWGが5個なくてはいけないということだったが、一気に3個まで集め、あと2個という状況になったのだった。
もうこのまますんなり行ってしまうかと思われたが、しかし、そこからが長かった。買えども買えどもCWGは見つからない。しかも、買ったら買ったでチョコボールを食わねばならん。これが結構辛い。仮面ライダースナックの話を思い出したが、お菓子部分を捨てるなんてもってのほか。コレクターとして最悪の行為。けれども、最近では、おもちゃのカンヅメを手に入れたいというより、早く集めて早く終わらせたいという気持が強くなっていったのであった。も、もうダメです・・・
かなりめげそうな状態で、帰りに一つチョコボールを買ってみてダメだったら少し間を置こうか、と思っていた。そして、このことをブログにでも書けば少しは気が晴れるはずだと考えながら、サンクスでチョコボールを購入。家に帰って「け、どうせハズレなんだろ?」とやさぐれながら開けると、CWG!食べる時も、CWGだと普通のチョコボールよりおいしいく感じてしまう(おい)。とにもかくにも、あと1個である。
まだ5個すべては揃っていないが、こうして過程を書いてみると結構小さい確率で今の状態に至っていると感じる。OにCWGをあげていればここまで集まることはなかっただろうし、T君がぼくの机のCWGに気付かなければそもそも集める気にならなかっただろう。そういえば、ぼくの机に飾ってはあったが、決して銀のエンゼルをアピールする形にしていたわけではないのだ。いろいろな出来事が積み重なって特定の状態が集まるってのは、これもパターン形成なのか?