目が覚めた。

目が冴えた。2個下の後輩が事故で亡くなったそうだ。
インターネットで事故のニュースを調べてみたが、その文字が立体的に見える。彼の記事は見つからなかった。
彼との出会いは、彼が小学生の時。10年ちょっと前の話。ボーイスカウトで彼がうちの班に入ってきた。最初の印象は、少し頼りない感じのやつ。
手旗やらロープやらも指導したし、一緒にキャンプやハイキングにも行った。スタンツでかなりバカなこともやったな。後にぼくが班長をやった班の班員にもなって、いろいろ助けてももらった。
ぼくは高校の途中でボーイスカウトを辞めてしまって、彼との接点はなくなったのだったが、再び彼と会ったのは高校の水泳部。ぼくが三年の時、新入生として筋トレに励む彼の姿があった。
まあプールでは同じコースで泳ぐことはなかったけど、シンクロは一緒にやった。ぼくに似て、踊りが下手だった気がする。
そして、最後に会ったのは去年だか一昨年だかのくすのき祭。地方の大学に通い、1人暮らしをしていると言ってた。
彼の印象に残っているとこは、いつもニコニコ(にたにた??)している顔。あの笑顔は忘れない。
彼は、間違いなくぼくの人生の中で、親しい同世代の中で、一番初めに死んでしまった人である。事故というから、何かどこかで、彼に別の一言、別のことを、してあげてさえいれば、死なずに済んだのかなぁと考えてしまう。もう遅いのだけどね。
関係ないと言えば関係ないが、やはり昔の仲間がどこかで集まれる場所があるってのは重要なことで、うちの水泳部の場合はそれがくすのき祭だった。今でこそ落ち着きを取り戻しているようだが、ぼくらがやったことのせいで、他の先輩達のそういう機会を奪っていたのではないかと思えてしまう。また、逆にそのおかげでみんなが集まれたってこともあるのだろうけど。。
あ〜、カネタタキがうるせぇなぁ。