床屋

床屋に行った。
ここ2、3ヶ月、ずーっと行きたかった。やっと行けた。髪うざ過ぎ。
こんなにも欲しているのに、精神的に余裕がないと行けない場所なんだよなー、なぜか。まあ、つまり、ここ2、3ヶ月は精神的に余裕がなかったと・・・

髪がうざくなって来ると、いつも思うのが『美容師の彼女がほしいっ!』ということ。ぼくの髪を一生面倒見てくれるなら、その人に一生をささげてもいい!とまで思ってしまう。けれど、その後でいつも、リーマンやってると休み合わないから実際大変だよなーと冷静に考察してしまう・・・

はてさて、床屋に行ったのだけど、時期的なものなのか、いつも行ってるとこがめっちゃ混んでいた。昨日の夕方頃店内に入ったらあまりの混みように一時退散して、今日の朝に勝負を掛けた。それでも、入店から切ってもらうまでに1時間くらい。髪を切ってる時間は30分ちょいだったかな。。すごいな。

ここの床屋さんは、毎回カルテをつけていて、それをコンピュータで管理している!らしい。なので、前回どんな髪型にしたか、髪を切ってからどれくらいの期間が経っているか、等々が即座にわかる。前やってもらった人じゃない人に当たった時でも、情報が共有されておるのだ!

自分の番になった時、髪切り台に座ってちょっとして、以下のようなやりとりをした。


店員:前回からずいぶん経ってるみたいですけど、お忙しかったですか?面倒くさかったですか?
me : いやー余裕がなくて・・・(精神的に)
店員 : ハハハ(なぜか乾いた笑い)


うーむ、なぜ店員は乾いた笑いだったのだろう。この返しは想定していなかった。なんか変なこと言ったかなーと少し考え、あるところに行き着いた。店員からはこう見えたのだろう。


店員:前回からずいぶん経ってるみたいですけど、お忙しかったですか?面倒くさかったですか?
me : いやー余裕がなくて・・・(金銭的に)
店員 : ハハハ(聞いちゃいけなかったなー)


たぶん、上記が正しい。確かに。“精神的に余裕がなくて床屋に行けない”というのは、万人に共有できる感覚ではないだろう。というか、今日床屋で気付くまで、一般化できるものだとばかり思っていた。それが相当ずれた感覚だったのだ。

この会話の後、店員とお勘定の時以外会話が生まれなかったのは言うまでもない。もしかしたら、ぼくは、この店員が今日のことをトラウマに思い、今後この手の質問を出来ない体にしてしまったかも知れない。まだ若かったのに・・・残念。