犬がいぬ

犬がいた。帰りにスーパーに寄って、駅の反対側からこちら側まで帰って来るところ。方向が一緒だったので、しばらくご一緒。かわいい。
ヨークシャーテリアが入ってそうな雑種っぽかった。飼い主にすり寄りながら歩いたり、たたっと駆けて飼い主の少し前で振り返って待っていたり。飼い主好きなのねーとか思う。
が、しかし、あることに気付いた。こいつ、しっぽが立っている!ぴんっと天に向かって。
これはあれだ、自分がボスであると思っている犬の仕草だ。さっきのすり寄ってた風の仕草も、思い返すと「そっち行くなよぉ」と飼い主の進路を変えようとしているように見えるし、たたっと駆けたのだって「速くこっち来いよぉ」と言わんばかりの行動である。つまり、この犬は飼い主のことを自分の子供とか子分だとか思っておるのだ。
けれど、飼い主が餌を投げると、一目散に追いかけて食べるんだよねぇ。あーかわい。