セブンイレブンは・・・

昨日はセブンイレブンとローソンで、手持ちのドキュメントファイルの印刷を試みた時のことを書いた。

http://d.hatena.ne.jp/egogo/20090613

大きな違いは2つ。
1つは、セブンイレブンはネットワーク経由でファイルをやりとりするのに対し、ローソンはファイルをメディアから直接印刷端末に送ること。もう1つは、ローソンは pdf と jpeg のみ印刷できるのに対し、セブンイレブンはそれに加えてマイクロソフトのオフィスファイルの印刷ができる。
特に昨日は、ネットワーク経由でファイルをやりとりする時のファイル形式のチェックが厳し過ぎて、セブンイレブンのシステムでは印刷できない pdf がありまくるという話を書いた。要は1つ目の違いについてのこと。で、ちょっと考えてみると、もしかしたら、1つ目と2つ目の違いというのは、実は同じところから来ているのではないかと思えて来た。
ここでは、セブンイレブンは、とにかくマイクロソフトのオフィスファイルを印刷したかったのでは、と邪推してみた。
コピー機レーザープリンタなんかは、ハード自体がポストスクリプト (ps) ファイルや pdf ファイルを印刷できるものが多い(と思う)。つまりは、プリンタだけあればあとはps ファイルや pdf ファイルを流すだけで印刷できる。
一方で、マイクロソフトのオフィスファイルを印刷するには、プリンタの他に、ファイルを印刷可能な形式に変換するサーバーが必要となる。家なんかでやっていれば、自分のコンピュータがその変換を担うサーバーになっているはず。
これを全国1万店舗以上あるセブンイレブンのすべてでやろうとすると、そのような変換機能を持つ端末をすべての店舗に導入しなければならなくなる。これは手間が掛かるし、コストも掛かるだろう*1。それよりは、別の場所にサーバーを用意し、そこで word やら excel やらのファイルを事前にコピー機で印刷できる形式に変換し、変換したファイルを各セブンイレブンに送った方が、コンビニにある端末のスペックも最小限にできるし、システムの更新の手間も掛からない。対応するファイル形式等の拡張を行う場合に、全国の端末を1つ1つ設定していたらそれこそ大変だ。
こういったことを考えると、ファイルそのものが店に行っているわけではないので、暗証番号を使って印刷する仕組みも納得できるし、将来的なことを考えれば、セブンイレブンのシステムはとても管理がしやすくなっている。ただ、このファイル変換によって、ファイルチェック機能が厳しくなり、印刷できるはずの pdf を弾いてしまう(もしくは印刷形式を変換できないという)結果となっていると想像する。
やっぱり、ちょっと使いにくいなー。

*1:もしかしたら、マイクロソフトにもその数分の権利量を渡さなければいけなかったりもするのか?